
植物と暮らすマインドフルな生き方について
植物は、古来からの知恵を私たちにもたらしてくれます。
シダ植物は、私たち人間がこの地球に登場するずっと前、遥か4億年前からこの地球に存在しています。
シンプルに生きる
部屋でシダ類を育てています。なぜシダ類を選んだのか、何億年もの間種の保存を続けてきた生命力に魅力を感じるからです。シダ植物を眺めていると時がとまっているように感じます。静かにただ在るにもかかわらず溢れでる生命エネルギー。私はただ静かに、部屋の中でシダ植物の生きている様子を観察します。
ゆったりと大きく開く枝、瑞々しい濃い緑の葉、次から次へと柔らかな黄金色に輝く柔らかな毛に包まれた芽が伸びる順番を待っている様子。窓を開けると、風に任せてゆっくりとそよぎます。シダのように生きることができたらいいと思いませんか?
シダは自分たちがただ在ることに満足しています。彼らは自分の置かれた環境にとても満足しています。彼らは、葉や根から水を吸って(土に水やりするだけでなく、頻繁に幹や枝、葉に霧吹きで水を与えています。)、たくさん新芽を作り、それらを伸ばし、大きくゆったりした葉を開くというシンプルな動作の繰り返しに一度も疑問を抱くことはありません。ただ、そうやって生きていることをとても楽しんでいるようです。窓の外が晴天で部屋の中がとてつもなく高温になっても、強風と豪雨で荒れていても、いつも変わらず悠々としています。もし、私のシダ類が自然の中にあっても、彼らは今と変わらず、しなやかに環境に合わせて悠々と生きているのでしょう。自分たちのやるべきことを淡々と行っているだけなのです。
彼らの秘密は?彼らは自分以外の何もコントロールする必要がないと思っている。
環境が何をするにしても、彼らは単に受け入れ、最高を楽しむ方法を見つけている。
現在の瞬間に生きている。
私のシダ植物は、最高のタイムゾーンを選びます。
あなたは言うかもしれません。よく手間をかけて育てているからよ、と。
いいえ、私は何も特別なことはしていません。
ただ、土が乾いたらたっぷり水をやり、気がついた時に全体に霧吹きをかけているだけです。
そしてそれは、植物にとって必要なだけではなく、私にとっても必要な時間です。
シダに水をかけるという行いが、私の気持ちを清浄で清々しいものにしてくれる儀式のような
ものになっているからです。そして実際、シダには室内の湿度を調整し、空気をきれいにする効果があるようです。
シダのある空間で1日の疲れを癒し、眠っている間に彼らの生み出すきれいな空気が私の細胞を満たすので、天然の酸素マシーンに入っているようにリフレッシュできます。
彼らを眺めること、簡単な世話をすること、ただそれだけでマインドフルな毎日を送ることができます。
あなたもシダ植物と一緒に生活してみたいと思いませんか?