
苦しい気持ちの原因は執着
私たちが恐怖や不安に駆られるのはどんな時なのでしょうか?
私たちはみんな感情をもった生き物です。
仕事や将来のことに関して、希望をもったり心配したり、恋に落ちてワクワクドキドキしたり、落ち込んだり。
楽しい感情の時はいいのですが、ネガティブな感情はつらいですよね。
けれども、恐怖や不安な感情を引き起こす原因は世の中にたくさんあります。
それは、まったくもって心地よい感覚ではないので、それを克服することが出来たら
どんなに良いかと思いませんか?
今日は、ネガティブな感情を手放すための最高にマインドフルなプラクティスをお伝えします。
それでは、ネガティブな感情を引き起こすものってなんでしょう?
それは、多くの場合、誰かや何かに対する執着です。
だから、執着を手放すことによって、たいていのネガティブな感情は手放すことができるのですが、
感情的に無執着になるにはどうすればいいのでしょうか?
それは、簡単ではありません。しかしある練習をすることによって、それが可能になるのです。
無執着になるための練習
ステップ1 私たちの執着心は、エゴから発生するものだと言うことを認識します。
エゴは私たちの概念の中に存在するものです。
「こうでなければならない。こうあるべきだ。そうでなければ何もかもうまくいかない。」
果たしてそうでしょうか?
物事の自然な流れを考えてみてください。
ほとんどすべての形あるものは、いつか消え去ります。
(たったひとつ「愛」だけが消えないものなのですが、このことについてはまた別の機会にお話ししますね。)
執着から切り離されるためには、この、物事の自然の摂理を今一度意識し、それに沿った生き方をすることが重要です。
それは、すべての生命の無常を尊重することを意味します。
無常を確認することは、私たちの日常生活の中で執着を手放すのに役立つ方法です。
あなたが持っているすべてのことを深く見てください。
あなたは、すべてのものの相互接続性だけでなく、無常性にも気づくでしょう。
つまり、何も永遠には続かないという事実。
この哲学と生き方を心に留めておけば、「無執着」の安定した心の状態を保つことができるようになります。
つまり、それは諦めの境地に至るということです。
難しい感情が出てきたときにも、それが助けになるでしょう。
「変わらないものは何もないんだ。すべてのものは変化していくものなんだ。だからそれに固執することなく、軽やかに流していこう。」
そういった諦めの境地は、寂しいことですか?
たしかにそうかもしれません。
ただ、あなたには選択の自由という素晴らしい贈り物が与えられています。
A:永遠に続くという希望や期待と一緒に執着が引き起こす不安や恐怖も持つ。
B:無常を知り、諦めの境地にいたり、執着を手放し、その時その瞬間を楽しんで生きる。
希望、期待、不安、恐怖はすべて未来に関する仮想現実です。今実際にあることではありません。
希望や期待の仮想現実は、私たちを楽しい世界に誘ってくれますが、不安や恐怖の仮想現実は、私たちを暗い世界に連れて行きます。
一方で、無常を知り諦めの境地に至ることは、刺激のある楽しい世界には誘ってくれないかもしれませんが、暗い世界にも引き込みません。
穏やかで平穏な心で生活することができます。
あなたは、あることに対して、そのどちらの方法も選択することができるのです。
常に一貫して、いずれかの方法を貫くのもよし、ケースに応じてどちらかの方法を選択することだって出来ます。
自分自身を俯瞰して観察し、どの方法を選択するのかを自分で決める。
執着するか、執着しないか、ぜひ軽やかに選択して、人生を楽しみましょう。
自然の摂理に合わせて生きることに興味がありますか?
もし、より詳しいことを知りたい時は、ぜひこちらから情報を得てみてください。