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質の高い睡眠のためのマインドフルネス瞑想 (前編)

「マインドフルネス」は、仏教の禅などの考え方や瞑想をベースにしたメンタルトレーニングとして米国で発達したもので、現在は宗教色を一切排除して、科学的な根拠に基づいたメンタルケアトレーニングとしてアジアはもとより、アメリカやヨーロッパでも大きな注目を集めています。

不眠症を解消する良い方法としてのマインドフルネスの瞑想について、「瞑想するメリットについて(前編)」と「瞑想の実践について(後編)」の2回にわけてお伝えします。

 

瞑想するメリットについて

質の高い睡眠をするために、マインドフルネスの瞑想が注目されています。
これは不眠症の改善にも役立ちます。

現在、約5人に1人が不眠症状で悩んでいると言われています。不眠症は女性に比較的多い悩みで、年齢を重ねるにつれ、その数は増加します。ほとんどの人は不眠症に悩んだ時に、睡眠薬の使用を考えます。

しかし、より自然な方法で不眠症に対処できたら良いと思いませんか?薬を使うことなく、私たち自身の力で解消する方法を学ぶことは、私たちにとって最良の解決策です。

休む能力を取り戻しましょう。

朝日が登るのと同時に目を覚まし、日が暮れると同時に眠る。自然のサイクルに沿って生活していた時代と現代は全く違います。私たちの生活は計り知れないほど便利で安全になりましたが、同時に失ってしまったものもあります。生物の本能的なはたらきです。

休むことができないのは、自然生活から離れて人工的なものに囲まれた忙しい日々を送っているからです。私たちは非常に長い間回転し続けています。しかも超高速で。眠ったからと言ってすぐその回転が止まるわけではありません。

マインドフルネスの瞑想は、その回転を緩やかにする、あるいは止めることに役立ちます。
あなたは睡眠の間に、あなたの脳と体をしっかりと休めなくてはなりません。そのおかげで、翌日また新たな1日を始めることが出来るようになります。寝ている間に騒々しい常走の世界から自分自身を切り離しましょう。マインドフルネス瞑想を行うと、あなたは今までに経験したことのない静けさと休息を体験することができます。

マインドフルネスの瞑想が睡眠に役立つわけを知りたいですか?

睡眠のためのマインドフルネス瞑想について

2015年、南カリフォルニア大学の研究チームが行ったマインドフルネスの瞑想はよりよく眠ることに役立つという研究結果が米国医師会が発行する医学誌「JAMA Internal Medicine」に掲載されました。

よりよく眠るためにマインドフルであることを学ぶ理由は・・・

気がかりなことを考えながら、ベッドに潜り込んだことがある人なら、私の言わんとしていることをわかっていただけると思いますが、私たちの思考は、まるで私たちの意思の思い通りにならない別の生き物のようです。眠りたいのに気がかりなことをぐるぐる回して私たちを解放してくれません。これらの、あなたが起きている間に行った思考は、眠りについても頭の中に引き続き残像のように残ってあなたの睡眠の邪魔をします。

そんな時はどうしますか?睡眠薬や睡眠療法などに助けを求めますか?
しかし、薬や療法に頼る前にぜひマインドフルネス瞑想にトライしてみてください。

南カリフォルニア大学の研究は、呼吸と現在の瞬間の意識に焦点を当てて心を落ち着かせるマインドフルネス瞑想が睡眠薬や睡眠療法よりもさらに優れているという結果を出しています。

睡眠のためのマインドフルネス瞑想 を行うときのコツ

大切なことは、マインドフルネス瞑想をするために強い意識を持たないことです。
強く意識するということは、明日の会議の心配をしながらベッドに入るのと同じことです。

心を空っぽにして、リラックスすることが重要です。

坐禅(座禅)を組んでいる僧侶の脳波を測定した実験があります。修行を積んだ僧侶です。その僧侶が座禅中のところに子供たちがワーッと入ってきます。それを一定時間繰り返した僧侶の脳波はどうなっていたと思いますか?

静かな時も子供たちが入ってきた時も、脳波は乱れず一定の数値を示したと思うでしょうか?

そうではありませんでした。実際には、子供たちの入室に合わせて脳波は大きく揺れ、退出とともにまた落ち着いていく様子が記録されていたのです。

この僧侶のように、自然の流れや動きに素直に己を任せることが大切なのです。彼の修行は、意思の力で何かを成し遂げる力をつけることではなく、たおやかに自然に身を任せる能力を取り戻すことでした。

この能力は、本来私たちに備わっている能力です。だから、「身につける」ではなく「取り戻す」のです。思い出すと表現しても良いかも知れません。

瞑想を実践する時は、瞑想をしようと強く意識するのではなく、今その時の自分の置かれた状況に身を任せてゆったりとたゆとうことが大切です。

何かをしようとする努力は睡眠をより一層困難にするので、特定の期待や目標を持たずに実践すること=マインドフル。そう、よりよく眠りたいのであれば、頑張りすぎてはいけません。あまり期待せずに、緩やかに楽にすること。結果は時間とともに現れてきます。